お部屋を探す上で、日当たりの良さって重要なんだろうか?
日中は仕事で外に出ているし、夜は帰って寝るだけだから
日当たりを重視する必要はないんじゃないの?
と思うことありますよね。
この記事では、過去4回の引越し経験の中で日当たりの良さの大事さを知った方に、
日当たりが良い部屋に住むのメリット4つと具体的な探し方について教えてもらいました。
日当たりの良さが日々の健康管理にもつながるなど、経験則から語られる内容は必見です。
引越し費用を安くする方法については、下記をご参照ください。引越し5回の経験の中で、最大5万円安くなったことがあります。
「日当たりはお金かけてでも死守すべし」と語るワケ
事前にいただいたアンケートを拝見して、
「日当たりの良さ」に
とてもこだわりをもってはることが伝わってきました!
私も5回引っ越してきたのですが、
あまり日当たりを重視したことがなくて。
本日は日当たりの良い部屋に住むメリットを
存分にお聞かせいただければと思ってます!
よろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします!
日当たりは部屋探しにおいて、最も重要な条件ですね!
過去4回引っ越してきたなかで、
日当たりが良い部屋、悪い部屋の両方に住んだ経験があります。
住む中で、日当たりの良さのメリットを知ったんです。
日当たりの良い物件に住むメリットはなんでしょう?
日当たりの良い物件に住むメリットは、「気分がいいこと」です。
気分のよさの理由を細分化すると4つの理由が挙げられます。
- 体内時計が整い、体の調子がいい
- 部屋に湿気がたまりにくく住環境が整う
- 光熱費の節約になり費用負担が減る
- 洗濯ものが乾きやすくて便利
①体内時計が整い、体の調子がいい
今の部屋をはじめ、朝日がしっかり差し込む部屋は
体内時計が整ってるおかげか、体の調子が良いです!
朝の光を浴びることで、体は体内時計をリセットさせますものね。
その結果1日の生活リズムが整いやすくなります。
朝日を浴びずに過ごし続けると、
一日眠気があったり、気力が起きにくくなったり。
毎日のことですし、日当たりの良さが体調に影響するのですね。
生物の体内にあるとされる、時間を計る仕組み。
人間の体内時計は24時間ぴったりではなく少しズレがあります。
朝日を浴びることで、体内時計がリセットされ、
朝になると目が覚め、日中は活動的になり、夜は自然と眠くなるという1日のサイクルが整います。
私たちの体内時計は、1日24.5時間の周期で動いています。
ノーベル賞で話題の「体内時計」は「時間栄養学」でコントロール
これを1日24時間の周期に合わせるために、光と食事の刺激で体内時計を日々リセットしています。
脳にある主時計は、目(網膜)を通して入ってきた朝の光を受けて「朝になった」と認識すると、リセットされて時計が進み始めます。
その通りですね。
日当たりが悪い部屋に住んだときは
部屋に朝日が入りにくく、生活リズムが崩れてしまい、
体調に影響が出てしまいました。
②部屋に湿気がたまりにくく、住環境が整う
日当たりがいい部屋は湿気がたまりにくいため
カビや結露防止になります。
学生時代の宿舎が日当たりが悪かったのですが、
備え付けのベッドを確認するのが怖かったですね(笑)
私もマットレスをカビさせてしまったことがあります・・・。
カビができてしまうのは、
風通しが悪く、じめじめしてしまうのが大きな要因ですよね。
日当たりがいい部屋は、
日を遮る建物などがない場合が多いので
風が通りやすいという特徴がありますね。
そうですね。
今住んでいる部屋は上層階にあるのもあって
風通しが特段いいです。
日当たりのいい部屋に住んでからは部屋の空気がじめっとすることが少なく、
暮らしていて気分がいいですね!
③光熱費の節約になり費用負担が減る
今住んでいる部屋は
南東の方角なので、朝一から昼近くまで陽が差し込むんです。
自宅で作業することが多いので、
自然光で明るいのは気分的にも光熱費的にも、うれしいメリットですね。
日当たりが良いお部屋に住んでいると、リモートワークされる方や、
日中に家で過ごす時間が長い方の場合は特に
照明や暖房費などの光熱費を節約できますね。
夏場は物件によっては暑すぎることがありますが・・・
そうですね。
光熱費も塵も積もれば山となるので、
日中も家で時間を過ごす時間が多い方は
日当たりの良さに重きを置くべきです。
悲しいことに電気代など光熱費は上がり続けているので
太陽光パワーを存分に味方につけていきたいですね!
方角 | 特徴 | 日当たり |
---|---|---|
東向き | 朝方から午前中の日当たりが良い 朝日で気持ちよく目覚め、一日をスタートさせることができる 正午を過ぎる頃には部屋が薄暗くなり、午後には照明が必要になることが多い | 午前 |
西向き | 夕方からの日当たりが強くなるので、夕方以降も部屋が暖かい 朝は日差しが入らず少し暗い印象 西日がまぶしく感じる場合がある | 夕方以降 |
南向き | 朝・昼・夕と1日を通して日当たりが良い 夕方まで明るいので照明を付ける必要がなく、日光で部屋が暖められて暖房代も抑ええられる 日差しが当たる家具やフローリングは日焼けしやすい 夏は室温が暑くなってしまいがち | 一日 |
北向き | 日差しが入らない分、室温が上がりにくく涼しく過ごせる 床や家具が日焼けする心配も少ない 一日を通して直接の日差しが入りにくい 昼間でも照明が必要だったり、室温が上がらずに暖房が必要な時期もある |
④洗濯ものが乾きやすくて便利
日当たりがいいと、洗濯ものが必然的に乾きやすいです。
今はドラム式洗濯機や浴室乾燥などがあるので、
天候関係なく洗濯干しができる環境が整っている人もおられますが、
自然光でカラっと乾くのも気持ちいいなと感じます。
シーツやスニーカーなど大物を干すときにも便利ですね。
日当たりが悪いときは夏場でも
「まだ乾いてへんのか」と気分が落ち込むことがありましたが
日当たりが良い部屋は、天気がいいとあっという間に乾くので、
気分がいいのわかります!
「日当たりはお金かけてでも死守すべし」と語る理由4つまとめ
- 体内時計が整い、体の調子がいい
- 部屋に湿気がたまりにくく住環境が整う
- 光熱費の節約になり費用負担が減る
- 洗濯ものが乾きやすくて便利
日当たりが良い部屋を探すために、自分なりの工夫やコツがあれば教えてください
立地を重視しています。
周囲に日差しを遮るものがないか、
建物の密集地ではないかをまずチェックします。
今住んでいる部屋は、仲介業者の担当さんに
「日当たりを重視する」ことを伝えて、探してもらいました。
高層階なので、日当たりをさえぎるものがなく
朝日が気持ちよく入ってきて昼過ぎまで明るいお部屋なんです。
高層階にお住まいなのですね!
日差しを遮るものがないので否の付け所がないだろうと(笑)
実際に住んで2年ですが、快適です。
不動産屋さんに、日当たりの良い部屋の希望を伝えるなら
こんな条件がおすすめですよ。
- 障害物の少なく、建物の密集地ではないこと
-
物件の周囲に高い建物や木々がないことが日当たりの良さには重要な条件です。
建物との距離が狭い密集地の場合、日当たりだけでなく
風通しが悪く湿気・カビの原因となるので避けるべきです。 - 南向きまたは東向きの部屋
-
一般的に、南向きや東向きの部屋は日光をより多く取り込むことができます。
- 南向き:一日を通して日が差し込む
- 東向き:朝方から午前中まで日が差し込む
- 上階(2階以上)または角部屋
-
上階にある部屋や角部屋は、隣の建物による日の遮りが少なくなります。
- 上階:近隣の建物による日の遮りが少なく明るい
- 角部屋:複数の方向から日が差し込むことが期待できる
具体的な条件を教えてくださり、ありがとうございます!
住んだ後の生活を見据えて、建築予定などを
確認することを忘れてはいけませんね。
日当たりが良い部屋を見つけた後、
実際に住む上で気をつけることや、注意点はありますか?
日当たりが良い部屋に住む上で気をつけることは2点ありますね。
①日焼け防止のカバーを活用すること
②生活に合わせてアイマスクや遮光カーテンを取り入れること
日当たりの良い部屋での暮らしは
日射の調整が要になります。
一つずつ詳しく聞かせてください!
①日焼け防止のカバーを活用すること
本は日焼けしやすいので、気にするなら、
本棚にカバーをするのがおすすめです。
日焼けしやすいものといえば、本・服がありますね。
私は、窓際にトレンチコートをかけていて
日射が当たっていた箇所が色落ちしてしまったことがあります。
それは災難でしたね…!
部屋の中の日当たりが悪い部屋を
本や服の保管場所にするなど、
部屋割りを工夫する手も有効です。
②生活に合わせてアイマスクや遮光カーテンを取り入れること
夜更かししてしまって、朝起きたくない時も人間だからあります。
日当たりがいい部屋に住んでいると、
朝日は容赦なしで入ってくるので、気にする人は、
アイマスクで寝るか、遮光カーテンをおすすめですね。
お仕事によっては、夜勤があって
昼間に休む必要があるかたもいらっしゃいますものね。
生活に合わせて遮光グッズを取り入れるのが良いのですね。
4回の引越し経験から学んだ
日当たりの良さ以外のマスト条件はありますか
マサさんは、生活するうえの小さなストレスを無くし、
快適に暮らしてらっしゃいます。
4回の引越し経験から、日当たりの良さ以外に重視するお部屋探しの優先条件を教えてもらいました。
3点あります。
- 勤務地との近さ
- 2階以上であること
- スーパーなどが近くにあること
詳しく聞かせてください!
①勤務地との近さ
家から勤務地までドアtoドアで
20分以内の物件はマストです。
職住近接が、ストレス少なく余裕のある生活には大事ですね。
理由はなんですか?
理由はストレスの量が違うからですね。
出勤時間が短いと、自分の時間が増えますし、
出勤するためのストレスが大幅に下がります。
たしかに、私が学生時代の話になりますが、
通学に1時間半かかっていたときがありました。
通学で体力と自分の時間を取られるので、大学に着いた時点で
かなり消耗してましたね・・・!
1時間半は大変ですね・・・!
もちろん、通勤時間を利用して勉強されていたり、
有効活用されている方もいらっしゃいますが
これから部屋を探す段階にいる場合は
職場から家までのアクセスの良さを重視することをおすすめします。
アクセスの良さのひとつの目安として、
20分という時間をつかっていただければわかりやすいかなと思います。
- 通勤時間が短くなり、ストレスや疲労が軽減される。
- 交通費や移動時間が削減され、経済的なメリットがある。
②2階以上であること
防犯のためにも、2階以上の部屋を選ぶようにしています。
知人が1階に住んでいて、空き巣に入られてしまったんです。
2階以上に住むことで、侵入しにくさが上がるため
空き巣被害の可能性は低くなりますね。
▼防犯についてオートロック付き物件となし物件の暮らしの違い・
防犯性の違いについてまとめた記事はこちら。
スーパーなどが近いこと
スーパーなど生活に必要な買い物がしやすいかは
暮らしやすさに直結するので重視しています。
いくら部屋の中が快適でも、
徒歩圏内にスーパーやドラックストアなどがないと
買い物がおっくうになりますものね。
- 徒歩圏内にスーパーやコンビニ
- 医療機関
- 金融機関や郵便局
日当たりの良さ以外に重視するお部屋探しの条件まとめ
- 勤務地との近さ
- 2階以上であること
- スーパーなどが近くにあること
これから一人暮らしをするかたに、ひとことアドバイス
まずは、自分の生活を振り返って、
「ここだけは譲れない」「この生活ルーチンは崩したくないな」と
思う条件や理想の生活について整理してみることをおすすめします。
私の場合、日当たりの良さが譲れない条件でした。
実際に足を運んで、住んだあとの生活を想像してみてくださいね。
住みよい部屋との出会いがあることを願っています。
一人暮らしのお部屋選びのアドバイス
- 生活を振り返って、譲れない・求める条件の優先順位を決めよう
- 実際に足を運んで、住んだ後の生活を想像してみよう
マサさんに、日当たりが良い部屋に住むメリットと具体的な探し方などを紹介していただきました。
ぜひ記事を参考に、自分にぴったりのお部屋を見つけてください!
ほかの方のお部屋選びインタビュー記事を読む方はこちら
引っ越しに役立つ記事や、お部屋選びのコツを紹介している記事もございます。