この記事では、大阪から土地勘も人脈もほぼない福岡市に引っ越してきて、
わたしが感じた福岡市のメリットとデメリットについて赤裸々に紹介します。
これから福岡の暮らしが始まるかたの参考になると思いますので、
ぜひ最後までご覧ください。
福岡市に住んでわかったメリット
九州地方最大の都市ながら大阪と比べると混雑してない
福岡市の人気エリアである博多や天神をベビーカーをもってお出かけしても、大阪の中心部の人混みとくらべると常にすいています。
エレベーターで待つことはほぼないのがうれしいです!
大阪市に住んでいた時はグランフロントのエレベーターを何台も見送っていたので・・・。とってもお出かけが楽になりました!
逆に大阪に帰省したときには、人混み耐性が低くなっていて大阪駅を歩くのが怖くなってしまいました。
歩道もゆったりしていてベビーカーの移動がしやすいです。
食文化が豊か
有名なもつ鍋や明太子、博多ラーメンなど、多彩な郷土料理が楽しめます。
また、海産物も豊富で、新鮮な魚介類が美味しいんです。
福岡のうどんは地元の人に愛されていて、
やわらかくてふわふわの触感が特徴。
離乳食にも使えるので外食のハードルが下がりました。
地域の伝統的なお祭りが盛り上がる!
伝統的などんたくや博多織などの芸術文化が地域に根付き、愛されているのが素晴らしいと思います。伝統的だけでなく、トレンドの商品や買い物も不自由なくできるのが福岡市に住むメリットです。
物価も家賃も安い
物価の目安 東京に比べると物価はやや安めで、飲食店や家賃が比較的リーズナブル。
近くに畜産の名産地があるので、お肉の値段も安くて新鮮なお肉をスーパーで買うことができます。
福岡市で買う乳製品のおいしさは感動ものなので、いちどご賞味あれ!
交通網が市内を網羅しているので車なしでも便利に過ごせる
交通網 空港やJRや地下鉄など、交通網が整備されているため、生活・観光に便利です。
また、自転車や徒歩でも市内の移動がしやすいですよ!
大阪は「多い坂」が名前の由来といわれるほど坂が多かったので
福岡市内のフラットさに慣れてしまうとほかの地域に住めなくなってしまいます。
ゴミの回収が夜。分別もざっくりしているので楽
福岡市内では、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、粗大ごみ、危険ごみの5種類に分けて回収されます。
福岡市のゴミ回収は夜なので、
忙しい朝の時間にバタバタとゴミ袋をもって出ていかなくてもいいのがうれしい点。
鎌倉に1年弱済んだときは、リサイクルが徹底されていて分別するのが大変でした。
ふとんなど大型のものでも、指定袋に入る分は無料でゴミ出しすることができます。
観光地に行きやすいので休みの日が充実する
福岡市からの人気の観光地 天神エリア、中洲川端エリア、博多駅周辺エリア、西新エリアなど、市内には多くの観光地があり、美しい夜景や歴史的建造物、温泉施設、アウトドアスポットなどが人気です。
また、周辺には、太宰府天満宮や福岡タワーなどの観光スポットもあります。
すこし足を延ばせば、温泉地・別府や壱岐島など県外の観光地のアクセスがいいので
家族の時間が豊になります。
季節の花が楽しめるし、ベンチがたくさん
福岡市は「1人一花運動」を実施しており
市内にはたくさんの花壇に花が植えられています。
桜や梅など、街路樹もゆたかで季節を楽しむことができます。
福岡市内はおでかけしやすいようにと、ベンチをたくさん設置しています。
子どもとのおでかけって「ちょっと座るところ」を探すのが大変だと思うのですが
福岡市はたくさんベンチがあるのでおでかけがラクになりました。
福岡市に住んでわかったデメリット
次に、福岡市に住んでわかったデメリットを大阪から引っ越してきた主婦目線で紹介していきます。
夏は日差しまぶしく冬は雪が降るほど寒い
忘れもしません。福岡市に引っ越してから2か月たった11月に街並みを見渡すとごっついダウンを着た人がわんさかいました。
当時姪浜に住んでいたので海風が強くていそいで冬用ダウンを買いに行きました。
九州って冬も温暖なイメージが強かったのですが、
海風がつよい影響なのか冬は雪が降るほど冷え込みます。
春先2-3月は黄砂とPM2.5の被害が大きい
福岡市はPM2.5や黄砂の影響を受けることがあります。
これらの影響を受けないようにするためには、マスクを着用する、室内で過ごすなどの対策が必要です。
特に2月が黄砂とPM2.5が飛来するので、
ガソリンスタンドの洗車コーナーは行列ができています。
気管支が弱い私は、マスクの着用と洗濯物の部屋干しを徹底して予防しました。
指定ゴミ袋が高い
福岡市内では、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ、危険ごみについては、市が指定した有料のゴミ袋を使用する必要があります。
粗大ごみについては、有料で市が回収を行っています。
大阪に住んでいるときは指定がなかったので安いものを買っていましたが、そうはいかないのでゴミをできるだけコンパクトにするようになりました。
ゴミの分別 | 指定ゴミ袋価格(10枚入り) |
---|---|
燃えるゴミ袋 燃えないゴミ袋 | 大45L:450円 中30L:300円 小15L:150円 |
空きビン・ペットボトル | 大45L:220円 中30L:150円 |
45Lの燃えるゴミ袋は1枚45円もするんです。
高いですよね。
我が家では3人家族で30Lのゴミ袋を週2回出す生活をしています。
できるだけゴミを減らす意識を持たないといけません。
資源ごみの回収が月一しかない
段ボールや紙ごみなどの資源ごみの回収は基本的に月に一回です。
市役所などで平日の5日間回収しているボックスが設置しているので持ち込むことはできます。
しかし、子連れで段ボールや紙ごみなどのかさばるものを持っていくのは大変です。
段ボールストッカーを導入して保管場所を家の中に用意することや、姪浜などの回収ボックスちかくのエリアを住居地として選ぶことで対処できます。。
コンパクトシティゆえ交通渋滞が起きやすい
都市集中があるので道に対しての車両数が密集し、混雑が起きやすいです。
公共交通機関に乗り換えたり、自転車の利用をすることで回避できます。
地銀が強く、新しく口座を作る必要がある
福岡市には2つの大きな地銀があります。
福岡市2大地銀
- 福岡銀行
- 西日本シティ銀行
ゆうちょ銀行も町中にたくさんありますが、
UFJ銀行や三井住友銀行の窓口は少ないです。
給与受け取り口座として、上記二つのどちらかで口座を作るよう指示があることが多いです。
粉物文化がないのでお好み焼きやたこ焼きが恋しくなる
これは大阪に住んでいたからこそ抱くデメリットだと思います。
町中にたこやきやお好み焼きのお店がほぼありません。
くくるやわなかなど、有名どころのチェーン店はありますが、
生まれも育ちも大阪人としては、「近所のおばちゃんがやってる無名たこやき屋」のぎっとりしたソースがかかった素朴なあじが恋しくなります。
たこやきの粉やおたふくソースをスーパーで買うことができるので、家でたこ焼きパーティーやお好み焼きを焼く機会が増えました。
まとめ
いいところもあればわるいところもあります。
福岡市に住んでいて、職住近接で
どこにでも行きやすいコンパクトさは唯一無二の魅力です。
デメリットはこの記事にも書いたような工夫で乗り越えて
福岡市ならではの楽しさを満喫しましょう。